【衝撃】アパレル関係者必読「誰がアパレルを殺すのか」

今更ながら「誰がアパレルを殺すのか」を読みました、アパレル業界で働く身としてレビュー的な感想を書いてみようかと。ネタバレを含みかもしれませんので読んでない方はご注意を

まず

この本の広告を最寄り駅の本屋で見た時は衝撃を受けました

・異様に目を引くピンクの表紙
・攻撃的とも言える端的なタイトル
・そこに書かれていたコメントもすごく興味をそそるものだったのを覚えています

読みたいと思いながら何となく買ってなかったんですが、先日毎月の習慣のファッション誌を購買のついでにこちらも購入して見ました、すごく端的なタイトルだったので恐る恐る読み進めていったのですが、創造とは裏腹に中身はキチンと時代背景や、業界の事情を踏まえた内容で、凄くわかりやすいものでした

アパレル業界の今を知る一つの方法として、働く身としては知っておいて損のないことばかりでした

内容としては

習慣的な服作りによって必要のない量まで大量に作る今までのやり方に触れ、そのような会社が今どうなっているかを批判したり、国内外問わずこれからのアパレル業界の未来のありそうなやり方にいくつかスポットを当て紹介する、特に試みが新しいものや、こだわりの強いブランドについて紹介していて、こんな服作りの形もあるのかと感銘を受けた部分もありました

また新しい服だけではなく現状の古着市場、というかこの場合は中古服市場のことにも触れられており、アパレル業界に幅広く触れてありました

これから、この業界に入りたいと思う方は是非1度目を通すことをおすすめしますね、特に就活などでゆっくり探す時間がある人にはもってこいです、どんなことをしているブランドがあるのか、自分が選択している会社に明るい未来、将来があるのか、そういったものを考えるきっかけにもなりますね

販売員の私としてはかなりショッキングな内容も含まれていました、所属している会社にも心当たりのある点がおおかったので、やはり大手になってくればくるほどなかなか既存のやり方から抜け出せず(そもそも抜け出すシステムがなかったり)破滅への一途をたどるのみになっている傾向があると思います。

正直個人的には今の状態へ少し絶望のようなものを受けてしまいました。(笑)

また、既存の顧客作りの方法だけではない、新しい顧客の作り方という点では十分にほかの業界の方にでも参考になるんではないでしょうか?少しでも服に興味のある方は、話もわかりやすく、内容も難しいものではないのでオススメです